創作関係

【創作活動】無名の私が海外のアートプロジェクトに参加してみた|きっかけと経緯について

アイキャッチ

【海外のアートプロジェクト】参加の経緯

もともと、絵を描いたりデザインをしたりする事が好きでした。
仕事でイラストを描いたり、デザイン制作に関わったりした時の充実感は格別です。

私と同じように、絵やデザインをライフワークにしたいと思ったり
海外のアートイベントにも興味がある人もいらっしゃるかもしれません。

今回はひょんな事から、とあるアートプロジェクトについて知り
無名で、ほぼ大した実績のない私が参加に至る経緯について

ネクロ
尻込みしちゃってるけど、何か参加したい!!!

という、アート活動をされている方の応援になればと思い、書き綴ります。

【北欧ブラックメタルとアートプロジェクト】まさかの繋がり

2013年当時のこと

オルガ
私は「Satyricon」と「1349」という
ノルウェーのブラックメタルバンドを好きになり始めた頃でした。

どちらも、世界でとても人気のあるブラックメタルバンドです。
漆黒を纏うようなダークな旋律や、カオティックな激しいサウンドのダイナミズムに惹かれますね。

Satyricon - offisiell fanside -
Satyricon - offisiell fanside -

www.satyricon.no

1349 – is AURAL HELLFIRE
1349 – is AURAL HELLFIRE

legion1349.com

世界中の音楽バンドに関係する様々な情報は
ネットでも比較的簡単に入手しやすい昨今ですが

オルガ
私が好きなこの両バンドの衣装を
「ANTI DENIM」というノルウェーの服飾ブランドが担当しており
そこが「666 Frames Art Project」という企画を行なっていたのを知りました。

何か巡り合わせ的なものを感じて、これば詳細を見てみようと思いました。

【666 Frames Art Project】そのプロジェクトとは

このアートプロジェクトとは

666枚のコマの静止画に切り出した動画素材を
666人のアーティストとコラボするものでした。

オルガ
コンテンポラリーを踊る女性の
ダークなモノクロ映像になっており

666コマが集まると
メタモルフォーゼのように、変化するアート作品になるんですね。

参加資格については、問われなく
オープンかつ参入障壁も無かったので、とても良かったです。

666 Frames ARTPROJECT
666 Frames ARTPROJECT

vimeo.com

そして何よりも
「好きなバンドと関わりのあるブランドのプロジェクト」という事もあり

オルガ
早速飛びついてしまいました。

同時に

オルガ
未知な世界だし、大丈夫かな?

と不安も過ぎったのですが

やってみないと、何も学ぶ事がないまま生きていく事になる。
それでは、人生つまらない。

と気持ちに切り替えて、取り組む事にしました。

【海外のアートプロジェクト参加】事前準備と流れ

申し込みにはポートフォリオサイト等、作風が判るものの提示が必要でした。
当時はTumblrでイラストをアップしていたので、そちらを提示しました。

この審査を経て参加資格を得られると、契約書が送られてきます。
契約書提出後、担当するFrameのデータが送られて制作開始という流れでした。

後の気付き

海外へのプロジェクト参加等となると、やはり
英語は少しずつでも継続して学んでいる方が良いなと痛感しました。

私の場合はノルウェーでしたが、ノルウェー人は英語が上手で
コミュニケーションはほぼ問題ありませんでした。

【海外のアートプロジェクト参加】制作について

制作期間が決まっていたため、自分でスケジュールを組んで制作する事になります。

私は元画像データをベースに
Photoshopでイラストを制作するコラボ作品にしました。

オルガ
ノルウェーはブラックメタルの本場という事で
コープスペイントのキャラクターを描き、敬愛を込めて制作しました。

締め切りについては国内外問わず「守るべき所は遵守する」しかありません。

ただ、自分の制作機器環境のチェックが甘かったですね。
当時、私はデスクトップのiMacを使っていたのですが

オルガ
2009年モデルでメモリが4GBしかなく、中々厳しい環境でした。

ファイルが重くなってくると
「開く・保存をする」作業だけでも時間がかかります。

デジタルで作画するというのは
紙ベースでの工程とはまた違ったやり方が必要になりました。

オルガ
そこで、ラフを組んだ後は各パーツ別に分けて作画をし
最後に合わせる形にしました。

こういうパーツ分け作業は他の仕事でも行う事があり
凄く不慣れな作業、という訳ではありませんでしたが

時間が鍵になる場合もありますので
PC環境は見直しを考えるきっかけともなりました。

そのような感じで画面バランスなど試行錯誤しつつも制作し
期間内には仕上げる事が出来たので納品し、無事終了となりました。

後の気付き

制作作業環境は、とても大事だと実感しました。

PCを使う場合は特に、金銭面が許せば
作業効率が良い製品に切り替えて行くのが正解かと思います。

【海外のアートプロジェクト参加】作業を終えてみて

参加の申し込みの際は、不安と高揚感でドキドキしましたが
制作を始めたら、一気に「現実を見つつ」駆け抜けた感じです。

提出後しばらく経って
ANTI DENIMのTwitterで、私の担当したFrameが広報されました。

オルガ
感激しましたね。とても嬉しかったです。

残念ながら、2021年現在はリンク先が有効になっていない模様です。

後の気付き

万が一の対策、として用意していた方が良いと思った事になります。

制作期間中に不測の事態がないとも限りません。
そのため

担当者に連絡が出来るように事前にメール等を作成し
何かの際は、身近な人に連絡をお願いする
など

事前準備をしておくと安全かもしれません。

海外宛ての連絡は、見逃しがちで疎かになる可能性がありますので
万全にしておきたいですね。

【666 Frames Art Project】オルガの作品について

オルガの制作した作品については、下記サイトにてご覧頂けます。
ご興味のある方は、チェックしてみて下さい。

+++: I took part in the 666 Frames Art Project of ANTI...
+++: I took part in the 666 Frames Art Project of ANTI...

olga69blackcorpse.tumblr.com

Unknown Dark Arts
Unknown Dark Arts

unknown-dark-arts.com

ANTI DENIMのオフィシャルサイトをご紹介したかったのですが
ドメイン契約が継続されていないのか繋がらず。

系列のデザイン会社「ANTI」のサイトはありました。

https://anti.as/our-work
https://anti.as/our-work

anti.as

【海外のアートプロジェクト参加】まとめ

ここ直近の事ではなく、参加から暫く経っていますので
現在、この面白いプロジェクト自体のサイトが無いのが残念です。

そのため「後日談では説得力がない」と思われるかもしれませんが
私はこのような経緯で参加しました。

きっかけは、どのような形でやって来るのか
それは「自分の興味のある全ての中のどれか」からかもしれません。

アンテナを広げると、面白そうなプロジェクトに出会えるかも。

オルガ
ピンと来たものに出会えたら、自分の体験した事は再現性のあるお話かもしれません。
アート制作活動をされている方の、何かのお役に立てればと思います。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-創作関係